平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
騎獣して戦っていた、凛々しいジェドを思い出す。すると、不思議と勇気がわいてくるのを感じた。獣騎士団の一員として力になりたいと思っただけでなく、リズは、彼を支えたいと、過ごす中で確かにそう思ったのだ。

――あと、もう少しで男が手の届く距離までくるだろう。

リズは、ニコラスに守る宣言をした直後、迎えうつべく足に急ブレーキをかけてしようとした。

のだが、不意に、どこからかエドモンドの声がした。

「よくぞ言いました。さすがは、獣騎士団の誇る唯一の女性団員です」

へ?と思った直後、空を駆ける聞き慣れた飛翔音が聞こえたかと思ったら、リズはそのまま空へと掻っ攫われていた。

「えっ、――ひぇええええええ!?」

ぐんぐん足元から地上が離れていく。その光景を目の当たりにして、腹に回った腕一本でぶらさげられている状態に慄いた。

ぽかんとした目で、見上げている男たちの顔が見えた。

そこには、騎獣したコーマックが、続いてあっという間にニコラスを掻っ攫って相棒獣で空を駆け上がった姿がある。

「お前は、臆病かと思ったら、妙なところで行動力を発揮するよな」

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