平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「団長があれだけ動揺してるのからすると、普段のリズちゃんの、団長への距離感が分かる気がするなぁ」

「分かる。団長と、今のリズちゃんの距離感だろ。それでいて、俺らが思っていた以上に、団長がリズちゃんをモロ好みだったことも分かった」

「普段から、リズさんに意地悪をする団長が悪いんですよ……あの人こそ、素直になればいいのに」

部下の獣騎士たちにコーマックが相槌を打つと、飛行パフォーマンスを見せつつ近くを旋回したトナーが、こう言ってくる。

「それ、俺も思います」

地上に声が聞こえないのは幸い、とばかりに獣騎士たちのお喋りは続く。

「王都に一緒に滞在しているのに、これ全然進展してなくない?」

「むしろ、好きを自覚した団長の方が、色々と悪化してる気がする」

その意見には、一同「まさかの、あの団長が」と疑問顔で頷く。

すると、コーマックの前にいたニコラスが、幼獣と一緒になって不思議そうに彼を見た。

「なぁ、お前たちが言っていることがよく分からないんだが、つまりジェドは、リズとラブラブな感じが最近まんねり気味なのか?」

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