平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
あわあわと指を向けかけたリズは、そのコーマックからの返答を聞いて、ぶわっと涙目になった。
「副団長様、とっても可哀想……!」
それは苦労するわけだ。鬼上司の命令は絶対だし、かといって前獣騎士団長にして前グレイソン伯爵である、彼のご両親を蔑ろにするわけにもいかない。
事情を察して同情するリズに、獣騎士たちが同意するように先輩顔でうんうんと頷く。室内には、コーマックには少々いたたまれない空気が漂った。
「えーっと……ひとまず、この手紙を全て仕分けてしまいましょうか」
そう告げたコーマックの言葉で、リズ達は予定通りの時間までに自分たちの仕事に戻れるよう、再び作業に取りかかった。
遅れてしまったら、今度こそ鬼上司から説教が落ちるだろう。
自称ジェドの親友、第一王子ニコラス。同じくして元獣騎士候補のエドモンドからの手紙も、他の多くの〝重要ではない〟の手紙の方へ重ねられた。
――だが、まさか後日、その当人が来てしまうとは、誰も思っていなかった。
「副団長様、とっても可哀想……!」
それは苦労するわけだ。鬼上司の命令は絶対だし、かといって前獣騎士団長にして前グレイソン伯爵である、彼のご両親を蔑ろにするわけにもいかない。
事情を察して同情するリズに、獣騎士たちが同意するように先輩顔でうんうんと頷く。室内には、コーマックには少々いたたまれない空気が漂った。
「えーっと……ひとまず、この手紙を全て仕分けてしまいましょうか」
そう告げたコーマックの言葉で、リズ達は予定通りの時間までに自分たちの仕事に戻れるよう、再び作業に取りかかった。
遅れてしまったら、今度こそ鬼上司から説教が落ちるだろう。
自称ジェドの親友、第一王子ニコラス。同じくして元獣騎士候補のエドモンドからの手紙も、他の多くの〝重要ではない〟の手紙の方へ重ねられた。
――だが、まさか後日、その当人が来てしまうとは、誰も思っていなかった。