平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
獣騎士たちは、普段、魔力が繋がっている中で名前を呼ぶのだとか。どうやらコーマックの相棒獣は、エリーと名付けられているらしい。

そんなことをリズが思っていると、コーマックが大きな溜息をこぼした。

「団長、その優しさを、少しは人間(ぼくら)に向けてくれるとありがたいのですが……さすがに、直前での告白は心臓が止まりそうになりましたよ」

「欺くなら味方から、というだろう。お前の場合、顔と態度に出やすいからな」

それを言うなら、リズだってそうだ。

なるほどと、リズは他の獣騎士たちと揃って納得してしまった。コーマックだけがよく分かっていない表情だった。

ジェドの合図で、獣騎士たちが騎獣した相棒獣と共に動き出した。カルロを先頭に、戦闘獣たちが空を駆けていくのを地上から人々が盛大に見送る。

――おかげで今回の件、このパレードという絶好のチャンスに、犯行グループの残党たちも一気にあぶり出すことに成功したという。

カルロを飛行させながら語ったジェドに、今度はリズが溜息を吐いた。

「私の頑張りは、一体……」

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