平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「なんだ。いっちょ前に、何か言いたいことでも?」

「いーえ、別になんでもありません。重いので、ちょっと離れてください」

「さっきは自分からくっついてきただろう」

「肩に顔を乗っけないでく・だ・さ・いっ」

リズは、ジェドの顔をぐいぐい押し返した。つい先程の抱きついた一件もあって、今少しの間だけ、彼に対する苦手意識も緊張感も飛んでいた。

それを見ていたコーマックたちが、おやという感じで視線を交わす。

「ちょっと、仲良くはなった感じ……?」

獣騎士の一人が、同僚を代表してそう呟いた。



◆§◆§◆



その後、獣騎士団は再びパレードへと舞い戻った。戦闘獣の飛行による登場は大いに王都民を盛り上げ、歓迎された。

リズはその途中で、ニコラスのいる場所で降ろされた。そして少し遅れて合流したエドモンドとも一緒になって、彼らの行進が王宮に帰ってくるのを見届けた。

――そして、王都民へ向けて再び国王らの演説があった。

そこでようやく、本日の公務行事はしめられた。

そして関係各者全員で、場所を大広間へと移し、式典からパレード成功までを労う立食パーティーが開催された。

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