平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「皆の者! 本日の軍事協定と、そしてパレードの大成功を私はとても嬉しく思う! さあ、祝いだ、どんどん食べて楽しんで欲しい!」

大混乱もなく速やかに片付けられた者捕り劇もあってか、開催のお言葉を述べた国王も無礼講だと上機嫌そうだった。

両国の代表者と軍が交流を取る会場内は、開催直後からとても賑やかだった。軍服の者も多くいて、貴族だけの場ではないので安心してリズも参加できた。

「お料理が、本当にすごいっ」

安心したら一気に腹が減っていた。リズも多食いの軍人たちに便乗して、たくさん食べることにして早速会場内を忙しなく移動していく。

――のだが、そんな食事の最中、カルロの面倒もみている。

「あっ、この野菜料理おいしい! うぅ、お屋敷と同じく、庶民には手の届かない有難すぎる豪華メニューだわ……はい、カルロ、どうぞ」

外で他の相棒獣たちが、豪華な肉の丸焼きを堪能しているというのに、そばにはカルロの姿かあった。

各テーブルには、急きょ彼用の肉もどーんっと用意されている。リズは自分のを食べ、そしてもぐもぐしながら、口を開けたカルロの口へその肉を入れていた。

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