平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「……あの、殿下。もしかしてエドモンドさん、命令と受け取られて、ただただ若い騎士様たちを見ているだけなんじゃ――」

「リズ、まずは面白いパーティー料理を紹介するぞ!」

「みゃう!」

ニコラスが、ポジティブテンションで告げてリズを引っ張り走り出す。幼獣がそれを真似て、同じような調子で鳴いていた。

それからしばらくずっと、リズはニコラスに付き合わされた。

どうやら彼は、立食パーティーでこうやって年齢の近い友達と、好き勝手食べ歩くのが新鮮だったようだ。

「むふふっ、リズは俺の友達なんだぞっ!」

向こうから声をかけられるたび、ニコラスはにこーっと笑ってそう口にし、リズを離さなかった。

「さぁ! リズ、カルロ、次はあっちのケーキを食べるぞ!」

スイーチタイムに突入すると、とくにテンションはハイになった。次は向こうだと。駆け足でリズを引っ張った。

彼女も甘いものは大歓迎だったので「はいっ」と楽しくついていった。



その様子を、ジェドが会場東側の立食テーブル席側から見ていた。

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