平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
広い会場の中で、一部、所属が同じ者たちが固まって食事をしていた。彼のところには、一仕事を終えてばくばく食べ続けている獣騎士たちの姿がある。

会場内の賑やかさにかき消されそうだが、会を彩るべく、楽団による演奏音が流れていた。

やがて曲調は変わり、少しの間だけ設定されているダンスが始まる。

「団長、行かなくていいんですか?」

そのタイミングで、コーマックがようやく食べる手を止めて尋ねた。他の部下たちも、ずっとジェドを観察している。

「何がだ?」

「何がって、ずっとこっちにいるじゃないですか。せっかく踊るチャンスなのに」

コーマックが、わざわざ促しつつ追って確認した。

「別に、いい」

視線を返さないでいるジェドが、引き続きリズの方を見つめたまま、そっけなく答えた。

普段の鬼上司なドS感もなくて、彼にしては珍しくぽつりと発声された回答だ。見つめていた獣騎士たちは、不思議に思った表情で口を開く。

「団長、途中でカルロの様子見がてら、合流するおつもりだったんじゃなかったんですか?」

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