平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
大勢の貴族たちの場に余裕がないリズは、猫被りなジェドにある意味感心してしまった。自分だったら、恐ろしくてそんな嘘設定を堂々と演説できない。
ジェドの語りを聞いた貴族たちは、とても納得して満足げだった。未婚の令嬢たちが何も言えず唇を尖らせる中、親しみを込めて笑った。
「ご両親も、さぞかし今か今かと待たれていることだろう。我々が先にご挨拶してしまって、申し訳ないな」
「相変わらず、ニコラス殿下はグレイソン伯爵を一番に信頼していらっしゃる。羨ましい限りです」
「俺としても、どうしてそこまで信頼されているのか、さっぱりで」
「ははは、ご謙遜を。我らが守り神である、白獣の地の領主であらせられるではないですか。もうそれだけで、陛下も絶大な信頼を寄せている」
「殿下に関しては、謙遜などではなく事実なのですがね」
半ば本音も交えて、ははは、とジェドと彼らの会話は続いていく。
会話なども全て彼が担当してくれているが、婚約者扱いで、この場の主役の一人のように立たされてしまっているリズは、もう気が気でなかった。
顔も名前もバッチリ知られていっているんだけど、本当に大丈夫!?
おかげで会場入りして十五分。見かけていく貴族たちから「グレイソン伯爵の婚約者殿か」と言われたり、祝福の声を投げられたりしている。
まるで、婚約披露パーティーにでも取ってかわってしまったみたいだ。
「あ、あの団長様、私――」
そろそろ二人でいなくてもよくないだろうか。ふりとしては、もう十分に立ち回った気もするし、あとは壁際で待っていてはだめだろうか……?
ジェドの語りを聞いた貴族たちは、とても納得して満足げだった。未婚の令嬢たちが何も言えず唇を尖らせる中、親しみを込めて笑った。
「ご両親も、さぞかし今か今かと待たれていることだろう。我々が先にご挨拶してしまって、申し訳ないな」
「相変わらず、ニコラス殿下はグレイソン伯爵を一番に信頼していらっしゃる。羨ましい限りです」
「俺としても、どうしてそこまで信頼されているのか、さっぱりで」
「ははは、ご謙遜を。我らが守り神である、白獣の地の領主であらせられるではないですか。もうそれだけで、陛下も絶大な信頼を寄せている」
「殿下に関しては、謙遜などではなく事実なのですがね」
半ば本音も交えて、ははは、とジェドと彼らの会話は続いていく。
会話なども全て彼が担当してくれているが、婚約者扱いで、この場の主役の一人のように立たされてしまっているリズは、もう気が気でなかった。
顔も名前もバッチリ知られていっているんだけど、本当に大丈夫!?
おかげで会場入りして十五分。見かけていく貴族たちから「グレイソン伯爵の婚約者殿か」と言われたり、祝福の声を投げられたりしている。
まるで、婚約披露パーティーにでも取ってかわってしまったみたいだ。
「あ、あの団長様、私――」
そろそろ二人でいなくてもよくないだろうか。ふりとしては、もう十分に立ち回った気もするし、あとは壁際で待っていてはだめだろうか……?