平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「けれど、すまないね」
「突然謝られて、どうしましたの伯爵様?」
「この通り、俺は今、リズに夢中なんだ。同じ獣騎士団にいるとはいえ、普段から忙しいから会える時間も少なくて――だから、せっかくの機会。彼女と少しでも多くの時間を過ごしたいんだ」
唐突に名前を出されて巻き込まれたかと思ったら、気づいた時には、リズは彼に腰を引き寄せられて片腕で抱き締められていた。
体温も感じるくらいに、ぎゅっとされた。けれど仕草に強引さはなくて、指先一つまで気遣われているのがリズにも分かった。
「おやまぁ。なんと仲睦まじい」
そんな声が聞こえて、リズは途端に意識して赤面した。つい両手で突っぱねようとしてしまったら、周りに悟らせない自然さでジェドが胸に抱く。
「彼女は、とても恥ずかしがり屋なもので」
「ははは、そのようですな。なんとも初々しい」
「しかし伯爵の方が、どうやら熱を上げているようだ」
「そうなんですよ。彼女は恥ずかしがるのですが、俺はこの距離が好きですね」
言いながらも、ジェドがリズの背を撫で、少し癖のある柔らかな桃色の髪を指に絡める。
――なんか団長様、色気むんむんすぎませんか!?
髪に触れられている音もしていて、近くで聞こえる彼の吐息にも胸がばくばくしてしまう。私、フリ、なのに心臓もちそうにないんですけどっ!
とにかく恥ずかしい。それなのに周りの者たちは一切気にしていない様子で、微笑まし気に普通にしているのがリズには信じられない。
「突然謝られて、どうしましたの伯爵様?」
「この通り、俺は今、リズに夢中なんだ。同じ獣騎士団にいるとはいえ、普段から忙しいから会える時間も少なくて――だから、せっかくの機会。彼女と少しでも多くの時間を過ごしたいんだ」
唐突に名前を出されて巻き込まれたかと思ったら、気づいた時には、リズは彼に腰を引き寄せられて片腕で抱き締められていた。
体温も感じるくらいに、ぎゅっとされた。けれど仕草に強引さはなくて、指先一つまで気遣われているのがリズにも分かった。
「おやまぁ。なんと仲睦まじい」
そんな声が聞こえて、リズは途端に意識して赤面した。つい両手で突っぱねようとしてしまったら、周りに悟らせない自然さでジェドが胸に抱く。
「彼女は、とても恥ずかしがり屋なもので」
「ははは、そのようですな。なんとも初々しい」
「しかし伯爵の方が、どうやら熱を上げているようだ」
「そうなんですよ。彼女は恥ずかしがるのですが、俺はこの距離が好きですね」
言いながらも、ジェドがリズの背を撫で、少し癖のある柔らかな桃色の髪を指に絡める。
――なんか団長様、色気むんむんすぎませんか!?
髪に触れられている音もしていて、近くで聞こえる彼の吐息にも胸がばくばくしてしまう。私、フリ、なのに心臓もちそうにないんですけどっ!
とにかく恥ずかしい。それなのに周りの者たちは一切気にしていない様子で、微笑まし気に普通にしているのがリズには信じられない。