平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
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「うぅ、すみません団長様」
ジェドに支えられて会場を出たリズは、近くの休憩部屋にいた。
体力がキャパオーバーしてしまったせいだ。ソファに座らせてもらった途端、強い疲労感が足に込み上げて立てそうになくなった。
少し休みが必要であるらしい。水分も摂取した方がいいからと、案内してくれた係の者が使用人たちに伝えに出て行ったところだ。
「挨拶周りをしたら、殿下の周りの様子も見てみる予定だったんですよね? そうお話もされていたのに、私ときたら……っ」
リズは自分に落胆して、思わず顔を両手で押さえた。
不甲斐無さに泣きそうになる。こんなんじゃ、相棒獣より下の助手、と言われてしまっても言い返せない。
「大丈夫だ。本格的に調査するのは明日からの予定で、パーティー最中の様子については、今、外からカルロに見てもらっている」
触れて魔力を繋げている間は、意思疎通ができる。あとでカルロから報告を聞くつもりなのだろう。
片膝をついてこちらを窺っているジェドに、俯いていた顔を上げさせられた。役作りを解いた彼は無表情だったが、リズは不思議と気遣う優しさを覚えた。
なんとなく、いつもと空気感が違っているような錯覚を受けて、見つめ合う。
その時、ドアのノック音がした。