平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
「ひぇっ、そ、それは勘弁してください今すぐ上げます……!」
リズは、慌ててスカートを持つと、膝当たりまで上げた。
ほっそりとした白いふくらはぎを、濡れたタオルで優しく拭われる。熱を持っていた足が、じょじょに冷やされていく心地よさを感じた。
本来ならあってはならないのに、貴族であり、上司であるジェドが、目の前で膝をついて甲斐甲斐しく世話をしている。
まるで本当の恋人みたいに、足を支える手も、タオルで拭う手も優しい。
その様子を、リズはぼんやり見つめてしまっていた。絵になるさまに見惚れていた使用人たちの、うっとりとした吐息でハタと我に返る。
「愛されていますね」
パッとそちらに目を向けた途端、女性だけでなく、男性使用人たちにも照れた顔で目をそらされた。
どうやら、仲睦まじいと勘違いされてしまったようだ。
思えば、未婚の女性が足を見せるものではなかった。ましてや触らせるなんて、都会では考えられないことだったのかもしれない。
「わたくしたち、お邪魔にならないよう一旦、退出しますわね」
「えっ、あ、違っ――」
「えぇと、俺たちはすぐ近くで待機しています! あっ、お水の替えも念のためご用意してきます!」
若い男性使用人が、頬を紅潮させて真っ先に部屋を飛び出して行った。他の使用人たちも気を利かせて、リズの足を見ないように退出してしまう。
しばし、見送ったまま固まっていた。
リズは、慌ててスカートを持つと、膝当たりまで上げた。
ほっそりとした白いふくらはぎを、濡れたタオルで優しく拭われる。熱を持っていた足が、じょじょに冷やされていく心地よさを感じた。
本来ならあってはならないのに、貴族であり、上司であるジェドが、目の前で膝をついて甲斐甲斐しく世話をしている。
まるで本当の恋人みたいに、足を支える手も、タオルで拭う手も優しい。
その様子を、リズはぼんやり見つめてしまっていた。絵になるさまに見惚れていた使用人たちの、うっとりとした吐息でハタと我に返る。
「愛されていますね」
パッとそちらに目を向けた途端、女性だけでなく、男性使用人たちにも照れた顔で目をそらされた。
どうやら、仲睦まじいと勘違いされてしまったようだ。
思えば、未婚の女性が足を見せるものではなかった。ましてや触らせるなんて、都会では考えられないことだったのかもしれない。
「わたくしたち、お邪魔にならないよう一旦、退出しますわね」
「えっ、あ、違っ――」
「えぇと、俺たちはすぐ近くで待機しています! あっ、お水の替えも念のためご用意してきます!」
若い男性使用人が、頬を紅潮させて真っ先に部屋を飛び出して行った。他の使用人たちも気を利かせて、リズの足を見ないように退出してしまう。
しばし、見送ったまま固まっていた。