平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
すっかりいいコンビだ。

その様子を見守っていたリズは、ふと思い出す。

「あなた、もしかして木の上にでもいたの?」

パーティー会場は、二階分の高さがあった。壁側には、カーテンが開かれた大窓が上下に並んでいたのを覚えている。

上から見ていたのかしらと推測していると、カルロがリズへ頭を寄せた。そのまま勝手に、もふもふな頭をぐいぐいと肩辺りに押し付けられる。

「ちょ、団長様には許可を取って、私には要求ってどういうこと?」

「ふん!」

「うわ、さっきよりも大きな息をつかなくったって……」

リズは、頭の中が疑問でいっぱいながら、カルロを両手でわしわしと撫でる。やっぱり下に見られているのだろう。

撫でられていることに満足している姿は、まるで大きなワンちゃんだ。

野生の白獣のままであったのなら、気づかない撫でられ癖の一つだった。すっかりブラッシングで理解して、味を占めただけなのである。

「しかし、不審な何かはとくになかったか」

ジェドが、再びカルロを片手で撫でながら呟く。

「まぁ、想定の範囲内だがな。もし本当に何かあるとしても、陛下の前で不審に動く者はないだろう――ん? 窓の方を見て驚かれたのか? ああ、気にするな、グレインベルトの町の者と違って見慣れていないだけだ」

「カルロのこと、気づいた人もいたんですね」
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