平凡な私の獣騎士団もふもふライフ2
真顔で告げる彼に、カルロは『俺もがんばったんだけどな』と言いたげな目を寄越したのだった。



◆§◆§◆



再びカルロに騎獣して王宮を出た。

空を駆けた方が早い。それは確かなのだけれど、王都の建物のすぐ上を飛んでいるものだから、下からの注目にリズは慣れなかった。

「なんだか、ものすごく見られているんですけど……」

「あまり高く飛ぶなと言ったのは、お前だろう」

来る際に超上空飛行、そして超高速飛行をされて散々騒いだのは、つい数時間前のことだ。

しかし、状況を見て配慮をして頂きたいと思う。

誰もが指を向けて目で追い、何やら歓喜の声で騒いでいた。その様子もかなり気になるのだが、とくにたびたび耳に入ってくる言葉で心臓がはねた。

「あのグレイソン伯爵が、花嫁を連れてきたぞ!」

「見てみろよ、戦闘獣での派手なお披露目だ!」

「おめでとうございます――――っ!」

……なんだか、誤解がグレートアップしている。

「だ、団長様……? なんか、勝手に祝福されてるっぽいんですけど!?」

これ、全王都民にまで顔を認知されているのでは?
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