勝手に決められた許婚なのに、なぜか溺愛されています。
「ん、いいじゃん。意外と似合う」




ぶかぶかで、とても外出できる格好ではないけれど。




「俺のものって感じがして、ちょっと嬉しい」




「……私はかなり恥ずかしいです」




「うん、そういう彩梅も猛烈に可愛い」




しゅーっと頭から湯気が出そうになりながら、



九条さんの両腕に包まれた。




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