1日だけの恋~10月25日夜完結~
「平気です。……綿貫さん、あの…ひとつお願いがあります」
私の頬を綿貫さんの親指が優しくなでる。
「言って。僕で叶えられることならいくつでもどうぞ」
綿貫さんは私の髪を見て優しく撫でていく。
「今夜」
「ん?今夜」
既に前から決心していた。
それが、たまたま速まって今日になっただけ。
「綿貫さんの泊まってるホテルの部屋へ行ってもいいですか?」
「いいけど、それって……」
「えっと、スイートルーム。私見たことなくて。みせてもらっても?」
少し考えるようにしていた綿貫さんは私をじっと見た。