1日だけの恋~10月25日夜完結~
それからニッコリ微笑んだ。

「……別にいいけど、そんなことなら……今から行く?」

綿貫さんの指先が私の頬をなでる。
優しく撫でられただけで心が嬉しがってしまう。

「今からですか?」

「そう。今から」

そう掠れた声で言われて、また軽く唇が合わせられた。

綿貫さんとのキス。

甘くて官能的だ……嬉しいのに、この先を思うとなんだかとても切ない。


唇が離れ、囁かれた。

「いや?」


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