1日だけの恋~10月25日夜完結~
うまくいった?!

かな?

自信は、
まるでない。

ただ、心臓がバクバクしていた。

ちがうかも。

こうじゃないかも。


人生で初めて試みる自分からのキス。

さっき、車の中でしたキスも正直良く覚えていない。

感想なんてない。

緊張してドキドキして体が高揚して、懸命に合わせていた。

でも初めてだなんて気づかれないように頑張った。

途中からは、我を忘れて綿貫さんを真似して動いた。

舌を絡めたのも初めてだった。
話には聞いていた。
情報も得ていた。

でも、本当のキスは思っていたよりも色々な点で違っていた。

それでも、最後には気持ちがいいと思えていたのだから、綿貫さんは相当キスがうまいのかも。

キスに馴れている。

沢山の女性と色々なキスをしてきたはず。

だとしたら、どう頑張っても無理かもしれない。

わたしみたいなもんがする、にわかキスじゃ綿貫さんの欲は到底満たされないかも。



ネットで得た情報から、自分からするキスの方法を何度も読んだ。

それなりに練習というかシュミレーションもしてみた。

こんな感じでいいはず。

……

……

もう、そろそろ離れてもいいかな?

伸ばした足が震えてきていた。
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