1日だけの恋~10月25日夜完結~
離れようとした時に両腕を掴まれて、綿貫さんに噛みつくようなキスをされていた。
驚いて踵を下ろし、ひきぎみになる私の腰は綿貫さんにぐっと引き寄せられる。
!!
息も苦しいくらいのキス。
綿貫さんの腕の中で私は倒れそうになって強引ともいえるキスを受けていた。
「はぁ……ぁ~…」
唇が離れ、ようやく息を吸い込めていた。
胸を押さえる私の顔を綿貫さんは覗き込まれていた。
「大丈夫?苦しい?でも……マリアが悪いんだぞ。俺に火をつけたんだから」
「そんなつもりは……」
恥ずかしかった。
こんな素敵なデートスポットで少し離れた所には人もいるのに自分からキスをしたり、されたりしたこともだし。
綿貫さんに「火をつけた」なんて言われたことも恥ずかしい。
でも、良いことかもしれない。
気に入ってもらえたってこと?
綿貫さんを見ると、綿貫さんが不思議そうに、私を見ていた。