1日だけの恋~10月25日夜完結~
「あの……」
「……わからないな」
首を傾げる綿貫さんに不安感が募る。
「えっ」
何かしでかしただろうか。
「きみって、読めない人だね」
「??」
ますますわからない。
何が良くなかったのだろう。
嫌われた?
もしかして、何でもするような軽い女は嫌いなのかも。
「男に馴れてないのかと思えば……」
ばれてた?
やっぱりキスに未熟だとばれてたんだ!
やだっ、恥ずかしすぎる!
恥ずかしくて両手で顔を覆って隠した。
「突然自分からキスしてきたり……かと思えば…」
綿貫さんが、私を優しく抱き寄せる。
綿貫さんの腕の中で、顔を覆っていた両手をゆっくり離し綿貫さんの鎖骨辺りにそっと手を置いてみた。
紛れもない事実。
私、今抱き締められてる!!
それも憧れの綿貫さんにだ。
これだけで満足すべきだろうか。
これ以上、ぼろがでないうちに家に帰ろうか。