1日だけの恋~10月25日夜完結~
ミネラルウォーターをごくごくと飲んだ。
それから、ゆっくり綿貫さんを見つめ口を開いた。

「……近くに現れた星が、あなたの……望む望まないに関わらずあなたの空に……輝くのが見えます」

「その星って、マリアって女性のこと?」

「さぁ、それはわかりません。そうかもしれないし、ちがうかも」

「占い師さんにもわからないの?そこのところをはっきりしてもらいたいなー」

楽しげに言って綿貫さんは微笑んだ。

綿貫さんはワイングラスに手を伸ばしてグラスを軽くまわす。

「占い師さん、今夜の占いしてくれないかな?」

「今夜の占いですか?」

ワインをぐっと飲み干した綿貫さんがこちらをじっと見てくる。

その瞳にたじろいでしまう自分がいた。

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