こいつ、俺の嫁。【2】



あたし達の前に現れたのは黒髪の肩につくくらいの長さで流行りのウルフヘアの女性だった。



髪から見える耳にはいくつもピアスがついてて、ビジュアル系バンドでいそうな人だ。



「ねぇねぇ、もう入るサークルとか決めた~!?」


「い、いえまだです…」


「そうなんだ!たくさんあって決められないよね~」



初めて先輩に声をかけられて変に緊張してしまう。



都会都会って気にしすぎと未来がいたら言われるかもしれないけど、こんなオシャレな人達が集っていたらやっぱり気にしちゃうよ。



「ねぇねぇ、スポーツとか応援するの好き!?
良かったらさ一緒に男子バレー部のマネージャーやらない?
今ウチしかいなくてさ!あ、ウチは栄養学科2年の二ツ橋 輝(ふたつばし ひかり)よろしく!」



「ど、どうも…」



二ツ橋先輩は栄養学科の先輩なんですね!



そう言おうかと思ったら、それよりも前に莉愛が目つきを鋭くして二ツ橋先輩を軽く睨んでいてそれどころじゃなかった。


< 19 / 25 >

この作品をシェア

pagetop