未来へ続く道


ーーカシャン

男は刃物を落とし
颯馬はどうしたらいいか分からず
だけど、救急車をすぐさま呼んだ



「姉ちゃん!!!おい、しっかりしろって!!」

意識が徐々に遠のいていく
颯馬がまだここにいることで
私は最後の最後まで粘った
颯馬を守るんだ…
それだけだった、私の頭の中は



「姉ちゃん?おい目開けろって!!!なあ!!」



救急車が来た頃には私は意識を手放していた

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