激おこ転生幼女のモフモフ無双!
 おじさんたちの勢いに押される形で、あれよあれよと薬草の場所に案内してもらうこととなり、私はせめてものお礼にと「半分こ」を提案した。
「はははっ!」
「そりゃあいいな!」
「……嬢ちゃんは優しい子だな。そんなん言われちまうと、おいちゃん胸が苦しくなっちまうぜ」
 おじさんたちはこぞって笑い声をあげたけれど、ひとりのおじさんがポソッと謎の台詞を呟く。
「……え? おじさん、胸がどうかしたの?」
「っ、なんでもねぇんだ! こいつぁ昨日の酒盛りで、ちょいとばっかし飲みすぎちまって! なあっ!?」
「あ、ああ! こりゃ、酒が残って胸焼けしてんだな」
 仲間に肘で脇腹を突かれて、おじさんは慌てて胸をさする。
「やだ、おじさんったら。お酒は飲んでものまれるな、ってパパがいつも言ってるわよ。健康第一に、お酒はほどほどにね」
「あ、ああ。そうだな」
 そんなこんなで、おじさんたちと打ち解けた会話を繰り広げながら数メートルほど進んだところ。
「待て、フローラ!」
 後ろからやって来たフレディに、少し強めに腕を引かれた。
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