激おこ転生幼女のモフモフ無双!
「当たり前だ! 必ず岩の前で待っている。危ないと思ったら無理をせず、すぐに引き返すんだ」
「うんっ!」
 真剣そのものの表情で告げるフレディに、私は力強く頷いて答えた。
「まいったな。遠慮はいらないと言ったのは俺らだが、こんなに大人数で来られようたぁな……」
 おじさんがフレディ以下、ぞろぞろと後ろに続く騎士たちを振り返り、ヤレヤレと肩をそびやかす真似をする。
「うぅぅっ。ごめんねおじさん」
「はははっ。ま、どうせ俺たちじゃ採ることも叶わねえんだ。かまやしねぇさ」
 私の謝罪におじさんは軽い調子で答えた。
 そうしてしばらく進んだところで、おじさんがピタリと足を止めた。前方には、切り立つ岩山が壁のようにドドンと聳え行く手を阻んでいた。
「薬草が生えているのは、ここの奥の方だ」
 おじさんに示された”ここ”というのは、奥に向かって亀裂のように走っている岩と岩の隙間。パッと見、隙間はかなり奥へと続いていそうだ。
「うわぁ、これはたしかに狭いね」
 幅は狭く、おそらく三十センチもない。これでは大人はまず通れないだろう。
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