激おこ転生幼女のモフモフ無双!
 だけど私の厚みなら、横歩きすればギリギリで通れそうだ。
「奥は……うーん。薄暗くてあんまりよく見えないね」
 奥を覗き込むが、”幻の薬草”らしきものは正直よくわからなかった。どちらにせよ、これは私が実際に行ってみるしかない!
「それじゃ、さっそく行ってくるわね!」
「……この亀裂は、岩山の向こう側に続いていたりしないのか? 細くでも山向こうに続いていれば、あるいはそちらで薬草が見つかるかもしれん」
「残念だがここの亀裂はどこにも繋がっちゃいない。この奥は袋小路さ。だから当然、山向こうに薬草なんて生えちゃいない。そもそも回り込んで採れるんだったら、あんたらに教える前に俺らが採っているさ」
 フレディの問いかけに、おじさんは最もな答えを返す。
 この岩山含め、近隣の地形は当然、地元民の彼らが精通している。その彼らがないというのなら、この奥にしか”幻の薬草”に出会える可能性はない。
「そんなに心配しないで。無理そうだったら、すぐ引き返すわ!」
「……フローラ、一応これを持っていけ」
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