激おこ転生幼女のモフモフ無双!
「っ! い、いや。あの、その……っ」
 私があげた声に、おいちゃんは「しまった!」という顔をして、しどろもどろに言い淀む。
「この、バカッ!」
 悪態と共においちゃんの脇腹に肘を突き入れたのは、先ほど「胸焼け」の件でも肘打ちを繰り出した、あのおじさん。
「ち、違うんだ嬢ちゃん! さっきのは言葉のあやで――」
「今さら隠さなくたっていいよ。あなたたちはダブダーン王国軍の軍人さんでしょう?」
 必死に釈明しようとするのを遮って告げれば、ふたりは気まずそうに押し黙った。
「上官命令じゃ、あなたたちも大変だわね。だけど、私を殺したとあっちゃ、これから寝覚めが悪くてしょうがないんじゃない?」
「馬鹿言えっ! 嬢ちゃんを殺すなんてするもんか!」 
「そうだ! うちの陛下は、民間人を不要に殺めたりはなさらない!」
「ちょいとばかり、大人しくここに居てさえくれりゃいいんだ。時が来れば、ちゃんと解放する」
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