ラグジュアリーシンデレラ
「少しくらいいいじゃないですか。亀山さんだって、社長にお弁当作って来てるでしょ。」

「なっ!」


うわああ。そんな事まで知ってる留美子さん。

ある意味、亀山さんよりも恐ろしい。


「イケメンの一人占めは、よくないですよ。ね、結野さん。」

「はぁ。」

「えっ?何、この空気。」

林人さんも、亀山さんも、私も、留美子さんのパワーに圧倒されてしまった。

「もしかして、結野さん。特別?」

その時、林人さんがごほっと咳をした。

「もしかして、社長と結野さん、そういう関係?」

亀山さんが、額に手を当てた。

「ええええ!うっそおおおお!」


ああ、知られてしまった。

一番恐ろしい人に。

「深谷さん。この事は、ここだけの内密に。」

「分かりました。私、口堅いんで。大丈夫です。」

「お願いしますよ。」

「はい。」

留美子さんは、じゃあと言うと、先に社長室を出て行った。
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