ラグジュアリーシンデレラ
「はぁ。まさか、深谷がああいうタイプだったとは。」

「案外、分からないものですね。社長。」

林人さんも亀山さんも疲れている。


「すみません!私が余計な事してしまったばっかりに。」

「本当にそうよ!」

亀山さん、きつい!

「まあまあ。俺は結野の手作り弁当、食べたいし。もしかしたら、深谷は味方になってくれるかもしれないし。」

「誰かに言いふらしていたら、どうするんですか。逆に社長の秘密を握られて、困る事も出てきます。」

「まあまあ。」

私もどうしよう。

社長との関係をバラされたくなかったら、私の言う事聞きな!とか言われたら!

そして、こき使われたら!

「結野も心配する事ないよ。深谷はそんな性格じゃないし。」

「はい。じゃあ、私行きますね。」

「うん、お弁当、ありがとう。」

私は頭を下げると、社長室を出た。


デスクに戻って来た私を、留美子さんがニヤニヤしながら待っている。

「まさかね。恋バナ、たっぷり聞かせて貰うわよ。」

「えっ!」

そして私は、できる限り留美子さんの話に、答えた。
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