ラグジュアリーシンデレラ
私は、週末の1泊デートを、今か今かと楽しみにしていた。


そして待ちに待った土曜日。

13時に家に迎えに来てくれるはずだった。

「えっ?会社で緊急事態?」

『ああ、今から休日出社だ。悪い。ちょっと待っててくれないか。』

「はい。」

それで電話は切れてしまった。


「何だって?」

テレビを観ていた青志が、振り返った。

「仕事だって。今から。」

「出た。予定変更。」

青志は、なぜかワクワクしている。

「さて、泊まる場所には、何時チェックインできるかな。」

「もう!茶化さないでよ。」

私は青志をソファから追い出し、そこに寝転がった。


どこに連れて行ってくれるんだろうって、すごく楽しみにしていたのに。

いつ終わるんだろう、仕事。
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