ラグジュアリーシンデレラ
「いいえ。はっきり聞こえました!」

私は林人さんから離れた。

「亀山さんとどう言った関係なんですか?」

「彼女とは、社長と秘書だよ。他に何もない。」

「うそ……」

林人さんは、横を向く。

真っすぐこっちを見ないという事は、やっぱり何かあるんだ!


「……付き合っていたんですか?」

「付き合ってはいない。」

「じゃあ、Hしたとか?」

林人さんの顔が、青白くなる。


「あーあ。社長も、なぜこんな小娘に、骨抜きにされてるんだか。」

いつの間にか亀山さんが、社長のデスクの前に来ていた。

「あなたもまだ子供ね。社長だって三十路超えてるのよ?今までセックスした女なんて、たくさんいるわよ。」

「ひぃぃぃ!」

私はムンクの叫びのような顔になった。

確かに林人さんはモテるとは思っていた。

でも留美子さんに、”彼女がいるって噂、あまりない”って聞いてたから、勝手に恋愛経験が少ないのだと、思いこんでいた。
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