ラグジュアリーシンデレラ
私と林人さんは、大きな声で驚いた。

「りずさんは、宝石店の娘だろ。店はどうするんだ。」

「あら、結婚すればこの会社の事を考えるもの。花嫁修業として、この会社で働く事もいい事だわ。」

すると、りずさんはスマホを取り出すと、どこかに電話をした。

「何をする気なんだ。」

林人さんもソワソワしている。


そして5分後。

「社長、大変です!」

社長室に亀山さんが、乗り込んできた。

「取引先の朝倉宝石店から、りずさんをそちらに出向させてほしいと、連絡がありました。」

「なに!?」

林人さんは、デスクで電話を取った。

「申し訳ありません。ウチには……えっ?その件に関しましては、後程改めて……はい、いえ、あっ!」

電話が終わると、林人さんは茫然としている。

「どう?ウチのパパ、言いだしたら聞かないから。私をここで働かせないと、後で大変な事になってしまうわよ。」

クスクスとりずさんが笑っている。


私は、亀山さんに近づいた。

「どうして宝石店が、取引先なんですか?事務用品と関係ないのでは?」

「バカね。朝倉宝石店は、ウチの会社の株主よ。会社を企業した時から、林人に出資していたけれど、その見返りが娘との結婚だったなんて。」

「そんな!」
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