ラグジュアリーシンデレラ
しばらくして、林人さんの会社は、無事経営を戻した。
「結野が支えてくれたお陰だよ。」
林人さんは、相変わらず家にいる時は、私を抱き寄せてくれている。
「私は、何もしていないですよ。」
「そんな事はない。俺の側で、精神的に支えてくれていたじゃないか。」
林人さんは、人を褒めるスペシャリストだ。
私は、林人さんに褒められない日はない。
「ねえ、シンデレラの話をしていい?」
「おっ!今度はどんな内容?」
たまにシンデレラの話をするから、すっかり林人さんも、シンデレラの話に詳しくなった。
「シンデレラは、結婚した後、どうなったのかなと思ってたの。」
「王子様と結婚して、お城で幸せに暮らしましたで、物語は終わっているよね。」
「そうなの。でも、私思うんだ。シンデレラも、私みたいに好きな人の隣で暮らせて、とても幸せだったんじゃないかって。」
すると林人さんは、お腹を抱えて笑った。
「なんでそんなに、笑うの?」
「だって、今まではシンデレラのように、って言ってたのに。今は、シンデレラが私みたいにって、逆転してる。」
「あっ……」
「結野が支えてくれたお陰だよ。」
林人さんは、相変わらず家にいる時は、私を抱き寄せてくれている。
「私は、何もしていないですよ。」
「そんな事はない。俺の側で、精神的に支えてくれていたじゃないか。」
林人さんは、人を褒めるスペシャリストだ。
私は、林人さんに褒められない日はない。
「ねえ、シンデレラの話をしていい?」
「おっ!今度はどんな内容?」
たまにシンデレラの話をするから、すっかり林人さんも、シンデレラの話に詳しくなった。
「シンデレラは、結婚した後、どうなったのかなと思ってたの。」
「王子様と結婚して、お城で幸せに暮らしましたで、物語は終わっているよね。」
「そうなの。でも、私思うんだ。シンデレラも、私みたいに好きな人の隣で暮らせて、とても幸せだったんじゃないかって。」
すると林人さんは、お腹を抱えて笑った。
「なんでそんなに、笑うの?」
「だって、今まではシンデレラのように、って言ってたのに。今は、シンデレラが私みたいにって、逆転してる。」
「あっ……」