ラグジュアリーシンデレラ
何度、快楽の果てを味わっただろう。

気づくと眠ってしまっていた。

「あっ、夕飯の買い出し行かなきゃ。」

身体を起こしてみると、使用済みのコンドームが3個ベッドの脇に落ちていた。


「そっか。ちゃんと、持ち歩くよね。何があってもいいように。」

きちんと避妊してくれた事が嬉しかったけれど、半分悲しかった。

だって、コンドームをいつでも持っているって、もしそういう雰囲気になったら、いつでもHできるって事でしょ。

相手は、私じゃなくたって。

胸が痛かった。


林人さんは、ベッドの横でスヤスヤ寝ている。

3回もすれば、寝ちゃうよね。

私はそっとベッドを抜け出して、服を着た。

シンデレラは12時になったら、帰らなければいけなかったけれど、私の場合は17時だ。

「急がなきゃ。青志が帰って来ちゃう。」

林人さんの寝顔を見ながら、私はそっとホテルの部屋から抜け出した。
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