密かに出産したら、俺様社長がとろ甘パパになりました~ママも子どもも離さない~
助かった、と思いきや、悪役との力は拮抗していてやがてシュワレンジャーも窮地に。そんな大ピンチを救うべく登場したのが、煌人の憧れるジンジャーエールゴールドだった。
「私のショウガパワーを見るがよい!」
「ゴールドー!!!」
会場の子どもたちの声援を受け、五人そろったシュワレンジャーは、これまで以上の力を発揮して悪役たちを蹴散らす。
煌人はその迫力ある戦闘シーンに興奮し、声を張り上げてシュワレンジャーを応援していた。
ショーが終わり、スーツアクターと握手して写真を撮った後は、再びアトラクションを楽しんだ。
目いっぱい遊んだ煌人は夕方になると疲れてきて、抱っこして歩いているうちに眠ってしまった。
「そろそろ引き上げるか」
「そうだね」
冬の夕暮れは短く、あっという間に辺りは暗くなった。
園内のイルミネーションが点灯されると、遊園地は昼間とはまた違うロマンティックな風景に変わり、その中をデート気分で雛子と歩くのも悪くなかった。
「そういえば、ありがとう玲士。これ」
遊園地の出口を目指す道すがら、雛子が黒のタートルネックセーターの首元に光るネックレスに触れながら言った。クリスマスに俺が贈ったプレゼントだ。