密かに出産したら、俺様社長がとろ甘パパになりました~ママも子どもも離さない~

 その自信に満ちた宣言に、ドキッと心臓が大きく脈打った。

 私……本当に、彼の想いを誤解していたんだ。

 ずっと、裏切られたと思っていた。ニューヨークで愛し合った、幸せな記憶も偽物で。私は、彼の会社が成長する踏み台にされ、捨てられたのだと。

 でも、たとえ私が彼のビジネスに協力しなくても、それでも私を欲しいと思ってくれるのは、その気持ちが紛れもない本物だということ。

 私、ずっと勘違いして……勝手に悲劇のヒロインを演じていたんだ。

「私、あの頃、ちゃんと愛されていたんだね……」

 思わず胸に熱いものがこみ上げ、震える声で呟く。玲士は切なそうに目を細め、しっかりと頷いた。

「あたり前だろう。あの頃だけじゃない、今もだ。じゃなきゃ、興信所まで使って必死で捜したりしない。雛子。もう一度やり直そう、俺たち」
「玲士……」

 四年越しのわだかまりが解け、心が大きく彼の方に傾く。

 けれど、あの頃と今とでは状況が違う。今の私が一番優先すべきなのは、煌人の気持ちだ。

 煌人は、私がどんな選択をすることを望む……?

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