MATSUのごくありふれた平凡な日々

「もう、さっき撮ったの消してよー」
「嫌よ。
 高く売れるんだから」
「売れるわけない~~」

松が手を出してスマホを催促したが、美紀は含み笑うだけで、相手にしない。

「美紀さんってば」
「うふふ。
 後で、山分けね」
「意味わかんないし!」

だけど本当に後日、2万5千円もらった。

美紀は、吹っ掛けたらあっさり払ったのよ、とキャラキャラと笑っていた。

誰に売ったのかは不明で、怖くてしょうがない。

聞いても、大丈夫、という返答だけ。

全然大丈夫じゃないんですが。

更に、そして・・・。

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