MATSUのごくありふれた平凡な日々

間近で見ると、すごくいい顔じゃないの。

松はへらっと笑った。

「いい男」

チュッととキスをすると、えいっと脇に抱えた。

「お持ち帰りしちゃおっと」

ぐふぐふ笑いながら、ふと視線を感じて振り返り、硬直した。

さーっと酔いが醒めていく。

視線の先では暁が唖然とした顔をして見ていたが、我に返ると、にやーっと笑って近付いてき
た。

「松さん、それは窃盗ですよ」

窃盗=犯罪→刑務所→ばあちゃんが・・。

松の頭の中で、すざまじく展開される。

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