MATSUのごくありふれた平凡な日々

まあ・・・まあ、いいだろう。

空のお猪口がテーブルに置かれたのに、しょうがなくて、注いでやる。

すると、また空になって置かれる。

無言で何度か繰り返されて、松が切れかかった。

「松さん、そいつ、弱いからそんなに飲ませないでって、遅かったか」

ガブリエルが机に突っ伏した。

え、潰れちゃったの?

「もしもし」

軽く肩を叩く。

「うるさいっ」

薙ぎ払ったと思うと、テーブルをドンと叩いて、起き上がった。

「外人顔だからって、なんで英語が話せなきゃいけないんだよ!」

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