MATSUのごくありふれた平凡な日々

「おまえは何をしたのかわかってるのかー!」

デスクの上にあった書類の山が美紀に投げつけられた。

黒髪が揺れ、白い紙が舞う。

「美・・・」

松が叫びかけた時、美紀と秘書室長の間に人が割り込んだ。

「なんだぁ、真鍋」

暁は無言のまま、ただ秘書室長を見つめていた。

打って変わって痛いような沈黙が漂う。

先に負けたのは秘書室長だ。

気まずげ気に顔をそらすと、足音高く出て行った。

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