MATSUのごくありふれた平凡な日々

あまり出たくなかったが、有志といいながら、誘われると断りづらい雰囲気だった。

所属部署の新人歓迎会となると行かないとは言いづらい。

若手女子たちにとっては、松は競争相手にもならず、年功序列の会費配分で、金づるにちょうど良いからとわかっていてもだ。

合コンのノリの宴会になるかと思ったが、役職者もいたからか、営業部の卒のない盛り上げ方はうまかった。

が、松だけは微妙に疎外感を感じて、なんとなく居づらく、ついつい手酌で杯が進んでしまったのだ。

若手だけで無礼講の飲み会に移るのを見計らって、松は帰ることを決め、駅へとふらふらと歩きだした。

役職者たちは、いつの間にかさっくりといなくなっており、帰るのは松ともう一人の中堅の男性社員だった。
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