MATSUのごくありふれた平凡な日々
「ガブリエルです」
「ちょっと、痛いって」
モニターにガブリエルの麗しい顔とは対照的に歪んだ自分の顔が映る。
マイク越しにため息が聞こえた。
「おまえら・・・」
ため息混じりに聞こえてから、オートロックが外れた。
エレベーターに乗って到着階で降りると、玄関ドアを開けて、暁が待っていた。
無言で眺められてから、部屋の中に入っていく。
「ほ、ほら、迷惑って感じじゃない?
帰ろう!」
松は明るく言ってみたが、ずるずると引きずり込まれる。