MATSUのごくありふれた平凡な日々
自分の過去も混ざって、スイッチが入った。
飛び跳ねるようにして、立ち上がる。
「ちょっと待った!
責任取って辞めたっていうのって、逃げだから!
責任取るっていうなら、居続けて、嫌味とか、悪口とか、八つ当たりとか、一手に受けなさいよね。
そんで、3分の2になった私の給料をなんとかして」
瑠衣とガブリエルは唖然として松を見上げていたが、顔を見合わせた。
「それって便乗値上げじゃない」
「ほんと」
こそこそと呟く。
「便乗、上等っ。
会社の業績戻ればいいんだから。
馬車馬のように働けよっ」
「わー、パワハラ」
「今時、流行んないよな~」
松の勢いで、二人も調子を取り戻した。