この声で、キミに「好き」と伝えたい。
子守唄はクラシックだったし、話せるようになった頃から発声練習をさせていたようだ。


『千歌』という名前も、ありとあらゆるすべての歌を手に入れる歌手になるように、という思いが込められているらしい。


あたしも美歌も、ずっとママの歌声を聞いて育ったから、歌を歌うことは好きだった。

だから、毎日の厳しいレッスンにも堪えることができた。


そのおかげで、出場する大会やコンクールでは、すべて優勝。
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