北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
10羽ほどの白鳩の姿がライスシャワーのライスほどになるまで、凛乃はきらきらと光る瞳で眺めていた。
そんな凛乃を、累は眺める。
うれしそうだな。
佐佑の結婚式に出たときは、とにかく早く終わってほしかったけど、凛乃とだったらそんな気にはならないかもしれない。
「わ、いいのが撮れた」
「ほんとだ、式場のPRっぽい」
友人コンビがカメラを挟んで騒ぎ出した。
「ねぇねぇ見て」
駆け寄ってきたカメラマンの手元をのぞきこむ。
翔び去る白鳩を背景に、おなじ方向を見上げている累と凛乃が写っていた。通行人や建物が一切入っておらず、レンガ色の階段と青い空だけの背景に、着物の色柄とスーツの深い色味が絶妙なコントラストを描いている。
そんな凛乃を、累は眺める。
うれしそうだな。
佐佑の結婚式に出たときは、とにかく早く終わってほしかったけど、凛乃とだったらそんな気にはならないかもしれない。
「わ、いいのが撮れた」
「ほんとだ、式場のPRっぽい」
友人コンビがカメラを挟んで騒ぎ出した。
「ねぇねぇ見て」
駆け寄ってきたカメラマンの手元をのぞきこむ。
翔び去る白鳩を背景に、おなじ方向を見上げている累と凛乃が写っていた。通行人や建物が一切入っておらず、レンガ色の階段と青い空だけの背景に、着物の色柄とスーツの深い色味が絶妙なコントラストを描いている。