北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
「プロポーズを?」
「うん。誕生日プレゼントなにがいいかずっと訊かれてて、今日これから合流していっしょに探すつもりだったんだけど、言うわ。指輪買おうよって」
「ヨシ。それだ。こっちから掴みに行け」
 力強い応援が、背中にそっと手を置いてくれた。
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