北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
「買い物ぜんぶ終わった?」
「わたしのはね。でもいっしょに見たいものがあって」
背中にまわってコートを着るのを手伝う。
「まえに言ってたやつ? お揃いの」
「あ、パジャマはもう買っちゃったんだけど。着てくれる?」
「いいけど、おれも行きたいとこある」
襟と着心地を整えながら、累が視線をよこした。
「なにかほしいものあるの?」
「おれっていうか」
「あっら~」
大きめの声が、ふたりの会話に覆いかぶさった。
「そちらがウワサの奥様ですか~」
「わたしのはね。でもいっしょに見たいものがあって」
背中にまわってコートを着るのを手伝う。
「まえに言ってたやつ? お揃いの」
「あ、パジャマはもう買っちゃったんだけど。着てくれる?」
「いいけど、おれも行きたいとこある」
襟と着心地を整えながら、累が視線をよこした。
「なにかほしいものあるの?」
「おれっていうか」
「あっら~」
大きめの声が、ふたりの会話に覆いかぶさった。
「そちらがウワサの奥様ですか~」