北向き納戸 間借り猫の亡霊 Ⅱ 『溺愛プロポーズ』
それに応えて、凛乃が身体をもたせかけてくる。
受け止める逆の手で、累はベッドのヘッドボードからメイクポーチを取った。ガマグチを開けると、中には夫婦生活のお供が入っている。
色とりどりのなかからピンクのをつまみだして、ふと手を止める。
「彪吾、まとまって寝てくれるようになったよね」
「そうだね」
「にんげんの家族が、また、増えたらいいなと思うんだけど」
返事の代わりに、凛乃の両手が脇のあたりから這い上がってきて、累の両頬を挟んだ。
昼間に受けたみたいな強引な不意打ちキスに、累はまた、くくくと笑った。
お互いの匂いをすりつけるように顔をこすりあわせて、口唇でつなげる。
受け止める逆の手で、累はベッドのヘッドボードからメイクポーチを取った。ガマグチを開けると、中には夫婦生活のお供が入っている。
色とりどりのなかからピンクのをつまみだして、ふと手を止める。
「彪吾、まとまって寝てくれるようになったよね」
「そうだね」
「にんげんの家族が、また、増えたらいいなと思うんだけど」
返事の代わりに、凛乃の両手が脇のあたりから這い上がってきて、累の両頬を挟んだ。
昼間に受けたみたいな強引な不意打ちキスに、累はまた、くくくと笑った。
お互いの匂いをすりつけるように顔をこすりあわせて、口唇でつなげる。