独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
(うう、やっぱりすっごく緊張する。何話そう)
「どうぞ」
「ありがとうございます」
須和は温かい紅茶を葵の前に置くと、彼女の隣にとさっと座る。
早速買ってきたお惣菜を開封して、もぐもぐと食べ始めた。
「葵ちゃんそんなに緊張しなくてもいいのに」
「!?」
反射的に横を向くと、ジャケットを脱いだ須和が小さく笑っていた。
シャツのボタンは上から三つまで外されて、リラックスしてるのが伺える。
見たこともない姿に、葵の顔はじわじわと熱くなった。
「って言っても、初めての家は誰でも緊張するかもね、なんか甘いものでも食べる?」
須和はそう言って、テーブルに置いてあった洋菓子箱を葵の前に持ってきた。
「チョコレートだ、頂きます」
「どうぞ、ここのやつ甘すぎなくてコーヒーに合うから好きなんだよね」
須和はそう言って再び食事を再開したが、ふと思い出したように口を開いた。
「そうだ。再来週、ミッシェルが来日するんだ」
「ミッシェル……?」