独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
「一度だけミッシェルさんと三人で……」

「へぇ……」

須和はいら立ちを初めて隠さなかった。
葵の顎をすくい上げて、冷ややかな眼差しを向ける。

「柾さん……」

「葵の目が、僕以外の男を見れないようにできたらいいのにな」

「!」

「君が他の男と話したり、笑ったりするのが本当はすごく嫌だよ。嫉妬で狂いそうだ」

須和は微笑んで、葵の唇を奪う。

「んっ……」

角度を変え、わざと葵の体温を上げるように甘く舌を絡めた。

「好きだよ、葵」

「柾さん……」

唇を離し、熱い眼差しを葵に向ける。

「日本に戻って来てくれないか。もう君と離れて暮らすことに耐えられない」

「!」

「結婚して欲しい。仕事は今まで通り続けられるように、僕が君をバックアップする」
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